褒め言葉は「ありがとう」で受け取る
良い所も悪い所も全部ひっくるめて自分を愛そうと思うと、自分を否定する言葉を言いたくなくなるものです。
言葉の力は絶大です。発した言葉は現実になります。
自分を否定する言葉を使っていると、本当に自分を否定するようになってしまいます。
だから、自分に対して発する言葉は、なるべく自分を肯定して受け入れる言葉にしたいんです。
他人から「すごいですね」「素敵ですね」などと自分のことを褒めてもらえると、「いえいえ、わたしなんてそんな…」という風に思わず否定したくなってしまいます。
でも、わたしは誰かから褒めてもらうことがあったとしたら、なるべく「わぁ、本当ですか?嬉しいです。ありがとうございます」とお礼を言って、相手の褒め言葉をきちんと受け取るようにしています。
日本では謙遜は美徳とされていますが、わたしは謙遜はあまり必要ないと思います。
(本心から「自分はまだまだだな」と思う所を褒めてもらうと、否定したくなるのは当然だと思いますが。)
多少の社交辞令が含まれていたとしても、相手はその言葉を言いたいと思って言ったのだから、言われた自分はその言葉を否定で打ち返したりせずに、「ありがとう」とちゃんと受け入れた方がいいと思うんです。
と言うか、受け入れてもバチは当たらないのだから、受け入れちゃったほうが断然お得です。
褒められたことに対して高慢な態度を取るというのは良くないと思いますが、相手の褒め言葉を「この人はそう思ったんだな。なるほど。ありがたいな」と、ちゃんと受け取るという姿勢は大切にしたいなぁと思うのです。
自分で自分の良い所を認める。そして他人から認めてもらったらそれをちゃんと受け入れる。こうしていくことで、「自分が好き!」という正の連鎖がどんどん加速していくのだと思います。